愚者のつぶやき 番外編
学園モノが受け続ける理由



・初めに
ゲームだけでなくライトノベルや漫画では学校が舞台となる
言わば「学園モノ」が古くから存在します。

今回はなぜ学園モノが一時的なブームではなく、
世代を超えて継続して支持され続けているのか
を推考したいと思います。



・なじみのある場所
日本においては学校という場所は今では誰もが通う場所となっています。
そのため異世界を舞台にしたものとは違い簡単に感情移入することが出来ます。
また異世界が舞台の作品と違って細かな説明も要らない。
というのも利点です。



・「楽しかった」場所
多くの人にとっては学校というのは青春を謳歌した場所です。
そのため学校と言う場所自体に親近感を持っているため
支持されやすい
というのがあるでしょう。
さらに言えば青春を謳歌できなかった人も
疑似体験が出来る。
というメリットもあります。



・特定の年齢の男女を集められる。
学園モノでは高校だったら16〜18歳、
中学だったら13〜15歳、
小学校だったら7〜12歳の男女を
特別な理由無く集めることが可能です。
特にこの年頃の女性は男からすれば魅力的に映るので
(不純な動機を含めて)支持されやすいというのも挙げられます。



・学校は一種の閉鎖空間である
おそらく学園モノが一番使いやすい点はここでしょう。
学校というのは世俗から隔離された一種の閉鎖空間となっています。
(いじめが自殺者がでない限り表に出ないのはそのため)

そのため、一言で言えば「何でもアリ」な設定をつけることが出来ます。
例えば「主人公以外に余計な男を出したくない」と言う
製作者側からの勝手な理由で
主人公だけ特例で通う女子高にすることも出来ます。

妖怪を退治するための人材を育成するために全国から密かに
優秀な生徒を集めた学校、
などというメチャクチャな設定でも大丈夫でしょう。
「発想次第で何でも出来る」というのが一番大きなメリットだと思います。



・まとめ
色々挙げましたがまとめて言うと
「製作者側としては使いやすい設定で、なおかつユーザーからも受けがいい」
という結論に至ったのですがどうでしょうか。






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