愚者のつぶやき その16

ねこあつめに見る広告モデルの秀逸さ



・はじめに
スマホで遊べるねこあつめというゲームアプリの広告モデルが
非常に秀逸な出来なのでご紹介したいと思います。



・広告の没入阻害と強制性
ゲームと広告の相性は基本的に「大変悪い」です。
ゲームは「その世界の住人になりきって遊ぶ」娯楽ですので
いかにその世界に没入させるかというのは非常に重要な点です。

しかし広告表示というのはその没入を妨げ、
現実世界に引き戻してしまう悪影響があります。

あなたが映画やドラマを見ていた時にいきなり携帯やスマホが
鳴り出したら興ざめしてしまうでしょう。それと同じです。
(ですので映画を見る際は必ず電源を切りましょう)


また、「強制的に見せられる物」に対しては
人は嫌悪感を抱きます。

あなたもテレビでよくある「山場CM」に
ムカついたことはおそらくあるでしょうし、
いきなりやってくるセールスマンにも
怒りしか湧いてこないと思います。

このように広告というのは嫌われ者ですが
ねこあつめは嫌悪感を抱かれないように工夫が施されています。



・ねこあつめが見せた創意工夫
ねこあつめでは「庭にやってきたねこがチラシを持ってきた」という形で
広告を見せるためゲームへの没入感を阻害することなく
広告を流すことが出来ています。

また、見るか見ないかを「自分の意思で」選択でき、
見なくても特にペナルティなども無いため
見たくないものを無理矢理見せられると思われる事もありません。

さらにいつでも広告が見られるわけではないので
ラッキーキャラと思わせる。という手法も取り入れており、
他のゲームと全く同じ広告だったとしても「見せられた」とは思われず、
むしろ「見たい」と思わせることが出来るため
ただ広告を流すよりもゲームに対する印象が劇的に良くなります。



・まとめ
いわゆるアイテム課金制の無料ゲームなのですが
とりあえず「ジェム」とか「何とか石」を買わせるゲームとは全くの別物でしょう。
秀逸なゲームなのでスマホを持っているなら1度は手にとってはいかがでしょうか?




戻ります