愚者のつぶやき その14
シリーズを続けることの難しさ



・始めに
人気が出た作品をシリーズ化して出し続けることは
ある意味単発のヒットを出すことよりも難しいかもしれません。



・シリーズ物の宿命
シリーズ物はある程度のヒットは保障されていると同時に
最低でも前作と同等のクオリティを保つことが必須となっています。
プレーヤーは愚かではありません。手を抜くとすぐに見抜きます。

手抜きをした場合、そのゲームシリーズが終焉を迎えてしまうだけでなく、
プレーヤーの怒りがメーカー自体に向けられてしまいます。
「こんなふざけたゲームを出すんならテメェの作るゲームは二度と買わねぇ」
と言われてしまう可能性すらあるのです。



・シリーズ物の核の部分
それに加えて続編を作る際には
「そのゲームの根幹部分にあたる核となる要素」
崩してはいけません。

マリオを例に挙げますと
「自分の操作にダイレクトに反応してくれるキャラがいる」
「ジャンプとダッシュと踏みつけがカギ」

というのが核の部分に相当するところだと思います。

これさえきちんと守れば2Dから3Dになっても、
常に無敵になれるお助けアイテムが出ても、
操作するキャラがルイージやピーチやキノピオに
代わっても全く問題ありません。



逆にマリオが流行に乗ってブラウザのカードゲームになったり
マリオが自動で移動しながらプレーヤーはタイミングよく
ジャンプボタンを押すだけのお手軽のミニゲームになったら
多分そのゲームは「マリオというキャラ」は使っているものの、
「スーパーマリオシリーズを冠するゲーム」では無いと思います。



私事になりますがそんなゲームをやった日にはおそらく
「これのどこがマリオだ!ふざけんな!」
とブチ切れてスマホを床にたたきつけたり、
パソコンを殴ったりすると思います。



他にもゼルダなら「謎解き」
ポケモンだったら「育成や通信によるポケモンの交換」
と言った部分が核の部分だと思います。

この核の部分を守った上で時代の流れやそのシリーズの毛色に合った
新要素を常に加え続ける
ことではじめて
シリーズの看板を守ることが出来ると思います。



・まとめ
ある意味シリーズ物よりも単発のヒットを出すほうが
簡単なのかもしれません。

1回だけ勝つ事と、無敗のまま毎回勝ち続ける事では
その難しさには質も量も全く違う
からです。





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