・迷宮経営SLG -ZombieVital DG-

今で言うインディーゲームメーカーとでも言うべき(歴史は長いが)「スタジオギウ」のニンテンドースイッチ初参入作品。

大きな特徴は「ロード時間が皆無」と言っていい位無く、サクサクと動くところが大きな利点である。
かつてのゲームソフトにはロード時間は無かったのを知っている身分としては中々に懐かしく、最近のロード時間がかかるゲームにはない爽快感はある。

その代わりと言って何だが正直グラフィックはショボい。何せ味方も敵もアルファベット1文字で表記されている始末。
最初期のローグ(いわゆる「ローグライク」ゲーム(ローグのようなゲームという意味)の源流)を思わせるグラフィックだ。

このゲームを遊ぶ際にはプレーヤーには「想像力」(開発元のスタジオギウが言うには「想覚」)があるとより楽しめると思えます。



肝心なゲーム内容はいわゆるRPGのダンジョンを「ダンジョン側から見た」ゲームで「だからダンジョンの魔物は倒しても倒してもキリが無く湧くのか」とか「だから宝物がいくら取っても無くならないのか」という答えを示してくれたのは大きいと思う。

あとは「冒険者に楽しい冒険をさせて知名度を上げる」というのは新鮮な視点で来た冒険者を倒すだけでは評価が下がるというのも「ありそうでなかった」物でしょう。

アドバイスとしては冒険者が強すぎる場合は宝箱を少なくすれば弱くなるので上手く調整しましょう。



またスタジオギウ製のゲームは同一世界(というか現代地球の過去からはるかな未来まで)で起こった出来事という設定で、
他のゲームのキャラも出てくるというのはファンにはうれしい演出。ここは歴史が長いからこそ出来るファンサービスだと思います。

詳細な設定はこちらから
http://www.studiogiw.com/game/gmhis.html



ソフト公式HPはこちら
http://www.studiogiw.com/game/zvdg/

このゲームを深く掘り下げた記事も掲載中。攻略wikiの個人ホームページ版を目指していきます。

・魔物一覧及び育成理論

・冒険者一覧

・トラップ考察

・地上戦のススメ



本作のゲストキャラ

・スピリアルナイト
ヴァスタークロウズ」というゲームの1および2の主人公。
本作はヴァスタークロウズを「迷宮側」から見たゲームと言っていい。
ちなみにヴァスタークロウズは最新作の3がパソコン用とPS4版とニンテンドースイッチ版で発売中。

・源霊の騎士
源霊の騎士自体は前作のZombieVital(のバージョンアップ版)が初出だが
アムヴァリット」というゲームには「源霊」という存在があり、それに深く関わっていると思われる。
ちなみに「源霊」は「キルツヴァルド」というゲームにボス敵として登場しており、
「通常攻撃が防御スキルが無いと食らっただけで即死」「攻撃するたびにHPが500も回復する」という
とんでもねぇぶっ壊れスキル持ちで表向きのラスボスよりはるかに強い敵。



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