・俺の屍を越えてゆけ

このゲームは他に類を見ない、
下手すれば言葉で表現できないような
本当に不思議な感覚を味わえるRPGです。



最大の特徴はどんなゲームよりもキャラクターの「死」が強調されているところでしょう。
このゲームに登場するプレーヤーキャラクター達は全員、
プレーヤー自らが名前をつけて育てあげた「子供達」「子孫達」と言える存在です。

そんなキャラたちですが、例外は一切無く
ゲーム内の時間で2年と持たずに年老いて最期の言葉を遺しながら
「完全消滅」という巻き戻せない死を迎えます。



ではどんなに強いキャラを育てても無駄なのではと思いますが
キャラを育てる代わりに「血筋」を育てていくことになります。
早い話が「競走馬育成ゲームの人間版」といったところです。

これが良くできており、パーティが総力戦でやっと倒せるかどうか。という強敵も
2〜3代経てば鼻歌交じりに倒せるほど強くなるので
成長したという実感を強く感じることが出来ます。
ここがこのゲームの面白いところでしょう。



オリジナル作は初代プレイステーションで発売された後、
じわじわと人気が伸びていき現在ではPSPにリメイクされ、
さらに続編の発売も決定しました。
王道のRPGには飽きてきた。という人には
この不思議なRPGを1度手にとってみるといいでしょう。



公式HP(ポータルサイト):http://www.jp.playstation.com/scej/title/oreshika/


アドバイス:ゲーム序盤から中盤までは
体のパラメータを伸ばすようにすると楽に進めます。
心や技は奥義(いわゆる必殺技)や術(いわゆる魔法)を覚えるのに必要ですが
それよりも体のパラメータはHPや攻撃力、防御力に素早さといった
基礎の部分に直結している
のでまずはここを重点的に強化しましょう。



戻ります