・だるめしスポーツ店
ニンテンドー3DSでダウンロード配信されているゲームで
値切りができることで発売前に話題になりました。
本作はいわゆる「基本プレイ無料」+「DLC商法」という
人によっては聞いただけで嫌悪感を抱かせる手法2つを組み合わせたものですが、
「課金してください」というメーカーのメッセージが限りなく薄くなっており、
他の課金ゲーとは違い気持ちよく課金できる点がポイントだと思います。
このゲームの最大の売りである値切りが出来る点に関してですが
簡単な選択肢を選ぶだけで値段がどんどん下がっていくのは
見ていて気分がいいし、400円は高いが値引きされれば買ってもいいかな。
と思わせる演出は上手いと思います。
また、樽飯イヌジというキャラクターも気持ちよく課金できる要素の1つだと思います。
ゲーム中ではこのイヌジというさえないダメ人間(ダメ犬?)だが
どこか憎めない中年オヤジのお店にお金を払う。という設定になっています。
これにより顔が見えない、機械的な応答しかしないメーカーにお金を払うのではなく、
プレーヤーの行動に逐一反応してくれるさえないオヤジのためにお金を払う。と
思わせることでお金を払うことに関して敷居を下げることが出来たのは
非常に優れた演出だと思います。
それ以外でもゲームを購入することでストーリーが進行するようになっており、
これが「続きが見たい」と思わせ、別の商品も購入したいという動機に繋がる
ようにしてあるのも上手いと思います。
本作はいわゆる課金ゲーなのですが
その辺の課金ゲーとは大きく異なる、言わば次世代型の課金ゲーだと思います。
ミニゲーム自体の出来もいいので未経験の方で迷っているなら
ぜひとも手にとっていただきたいゲームです。
あえて欠点を挙げるとすればすれちがい通信でもらえるアイテムももう少し充実して欲しかったと思う。
25人すれちがったら打ち止め。というのは非常に寂しい。
100人とか200人といった大台に乗ったらユニフォームをもらえる。
といった手法をとれば無理なくボリュームを増やせたと思うのですが・・・。
公式サイト:http://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/jbcj/